00Grok Bot guide

Grok Bot とは。Grok(チャット)との違いと、法人導入の論点

結論

Grok Bot は、名前と役割を持つ Bot に仕事を依頼すると、クラウド上のコンピューターでブラウザ・ファイル・業務アプリを操作して最後まで進める製品です。質問に答える Grok(チャット)とは別の製品で、契約も Cursor のプランが中心になるため、法人では料金・管理機能・承認設計を分けて検討する必要があります。

確認日:2026年9月16日本ページの情報は確認日時点の公式情報にもとづくもので、変更される可能性があります。最新の内容は各出典の公式ページをご確認ください。

本サイトは株式会社プレミアムヒューマンが運営する独立した導入支援サービスで、xAI の公式サイトではありません。

Grok Bot は、何をする製品か

公式ドキュメントは Grok Bot を、名前と役割を持ち、使うほど文脈が積み上がる「AI チームメイト」と説明しています。Bot にはメッセージで仕事を依頼します。Bot は複数のアプリや Web サイトをまたいで作業を進め、承認が必要な場面で人に戻ってきます。

  • 作業用のコンピューターを持つ:クラウド上の永続的なコンピューター(ブラウザ・ファイルシステム・ターミナル)で作業します。コネクタがあるサービスはコネクタで、それ以外は画面操作で進めます。
  • 手元の PC を閉じても止まらない:作業はクラウド上で動くため、アプリやノート PC、スマートフォンを閉じても、バックグラウンドの作業やルーティンは続きます。
  • 複数の Bot が並行し、連携する:Bot 同士でメッセージを送り、グループチャットで文脈を共有し、仕事を引き継げます。
  • 一度見せた手順を再利用する:手順を一度たどらせるとスキルとして保存し、スケジュールに沿って繰り返し実行できます。
  • 対応環境:デスクトップアプリは macOS・Windows・Linux、モバイルアプリは iPhone(iOS 18 以降)と Android(9 以降)。iPad は提供開始時点では対象外です。

Grok(チャット)と Grok Bot の違い

名前は似ていますが、xAI の Grok のヘルプにも、Grok Bot は grok.com や Grok のモバイルアプリの Grok と「同じではない」と明記されています。導入の検討でよく混同される点を、公式ドキュメントの記載をもとに整理しました。

観点Grok(チャット)Grok Bot
位置づけxAI のアシスタント。grok.com と iOS・Android アプリで使う仕事を任せる AI チームメイト。名前・役割・文脈を持つ Bot を用途ごとにつくる
主な使い方質問・ブレインストーミング・文章作成、画像と動画の生成(Grok Imagine)、音声での対話、ファイルのアップロードと分析メッセージで依頼した複数ステップの仕事を、アプリや Web サイトをまたいで実行し、結果を実際のツールに残す
作業する場所チャットの中。コネクタでメール・ファイル・カレンダーにつなげるユーザーごとの永続的なクラウドコンピューター(ブラウザ・ファイルシステム・ターミナル)
作業の継続会話・設定・サブスクリプションが各端末で同期するアプリや PC を閉じても、バックグラウンドの作業とルーティンが続く
契約・料金無料で始められ、有料の SuperGrok プランで利用上限が上がる単体のサブスクリプションはない。Cursor の有料個人プランと Cursor Teams に含まれ、個人の SuperGrok などを紐づけても使える(料金ガイド
アカウントxAI のアカウント(SuperGrok の契約は grok.com の設定から管理)Cursor の認証と、Cursor アカウントのデータ設定を使う
法人向けGrok Business / Enterprise(チームワークスペース、ライセンス、組織の管理)Cursor Teams / Cursor Enterprise(管理機能の多くは Enterprise 限定。法人ガイド

提供開始から、企業向け提供までの経緯

日付公式発表の内容
2026年8月11日xAI が Grok Bot を発表。ベータ版として、SuperGrok・SuperGrok Plus・SuperGrok Heavy、Cursor の Pro・Pro+・Ultra、Cursor Teams(Standard・Premium)の利用者向けに、デスクトップと iOS で提供を開始。Enterprise の利用者はウェイトリストで受付
2026年9月3日xAI が「Grok Bot for Enterprise」を発表。企業向けに提供を始め、アクセス・ネットワーク・監査の管理機能を追加

対象プランの記載は、発表後も公式ドキュメント側で更新されています。最新の対象は料金ガイドと公式ページで確認してください。

導入の現場で、最初に決めること

当社の考え方Grok Bot は、ワークフローを組まなくてもメッセージで依頼すれば動き出す製品です(公式)。だからこそ企業では、動かす前に次の5点を決めておかないと、「一部の人には便利だったが、会社としては使えない」で止まります。

  1. 任せる仕事と完成条件どの業務の、どこまでを Bot に任せるか。何ができたら「完了」とするか。公式も、「汎用アシスタント」のような漠然とした役割ではなく、明確な仕事を Bot に与えることを勧めています。
  2. 成功基準作業時間、修正率、完了率、人の確認時間など、PoC で何を測り、どうなれば本導入に進むかを先に決めます。
  3. 承認境界送信・公開・購入・削除・権限変更・本番環境の変更・規約への同意のうち、どれを承認制にし、どれを任せないか。
  4. 止める条件想定外の操作や誤りが出たとき、誰が何を止めるか(ルーティンの一時停止、アカウントのサインアウトなど)。
  5. 社内規程と教育個人契約での業務利用、機密情報の扱い、承認するときの確認手順を、規程と研修に落とし込みます。

当社の導入支援でできること

Grok Bot を、会社で使える状態にするまで

  1. 業務の棚卸しと対象業務の選定任せやすい業務と、人が判断すべき業務を切り分けます。
  2. 契約形態と管理設定の整理Teams と Enterprise のどちらで始めるか、どの管理設定が必要かを整理します。
  3. 権限・承認ルールの設計「自動で実行/人の承認後に実行/AIには任せない」の3段階で操作を分類します。
  4. 45日PoC での検証1部署・1業務から始め、事前に決めた指標で本導入の可否を判断します。
  5. 社員研修と運用改善依頼の書き方、承認時の確認手順、止め方を現場に定着させます。

貴社のどの仕事を Grok Bot に任せられるか、
現在の業務と利用ツールから整理します。

無料で導入相談する